図書コーナー 9月「今月のおすすめ本」
『ニッポン景観論』 アレックス・カー (集英社)
かつて屈指の美しい景観を持っていた日本は、近代的開発によって現在進行形でその姿を失いつつあります。
著者は、失った景観の貴重さ、時に滑稽にさえ見る景観の変化を時々キツい皮肉を交えながら率直に批評しています。
しかし、それはかつてのありのままの自然な町なみや風景を愛しているからこその言葉とも言えましょう。海外の優れたゾーニング(地域の用途、特性によって建築物を規制すること)と比較されると、日本には日本の事情があるから…と言い訳せずにはいられませんが、古き良き景観を見直す機会となるかもしれません

