図書コーナー「8月企画展示」

8月の企画展示は、長寿すこやかセンターによる「ケアラーの抱える日常と支援のあり方~将来に向けて必要なことを、みんなで学びましょう~」展です。
近年、社会問題となっている「ケアラー」のこと、皆さんご存知でしょうか。
「ケアラー」とは、高齢、障害、疾病などで、援助を必要とする家族や友人、身近な人を無償でケアする人のことをいいます。
そして、ヤングケアラー、若者ケアラー、ワーキングケアラー、高齢のケアラーなど、それぞれが深刻なケアの課題に直面しています。
京都市では、昨年11月に市会議員全員で共同提案された「ケアラーに対する支援の推進に関する条例」が全会一致で可決され、今年度中に「支援に関する推進計画」を策定するため、様々な取組みが始まっています。
このように、「ケア」を受ける人やケアラーの支援を必要とする人が、適切に支援が受けられる社会を実現するため、私たちがケアラーの方々の課題や支援の現状を知り、何ができるかを考えていくため、参考となる書籍をご紹介します。